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思春期をともに乗り越える「母親力」 大和出版  魚住絹代

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つまずきやすい「思春期」という時期にあたる子供たちの心を理解し、親子で乗り越えていくために大切なことは何か、親としてどう接したらよいのか、不安定な10代の心を支えるために、親を、家庭教育支援のプロであり、多くの親子関係を再生させてきた著者が、実践的にアドバイスした一冊。
雑誌か新聞で紹介されていたのを見て図書館で予約しました。

本書は8つの事例から成り立ち、まず、問題に直面したとき、母親である自分はどう行動するかのチェックがあります。
そして、著者が実際にかかわった親子の例を元に、やってしまいがちなまずい対応や、どうすればうまくいくのか、大事な本質は何か、解決のための対応のポイントやアドバイスなどが整理され、その後、最初の質問で自分が選んだ答えに対するアドバイス、自分の体験や日頃のパターンを再点検する原因発見ワークという構成になっています。

不登校、いじめ、リストカット、暴力…子供たちが起こすこれらの問題行動の裏で、子供がどんな葛藤を抱えているか、問題の陰にひそむ子供の気持ち、親やのSOSのサインを読みとる術について丁寧に書かれており、子供の問題のその後ろにあるのは母親の生き方、育ってきた環境が大きく影響しているという著者の言葉に自分を振り返る。

母親を責める口調ではないが、日頃何気なくしてしまう自分の行動・口ぐせから、、考え方や価値観の「クセ」に気づくための「原因発見ワーク」が用意されている。

「大人は頭で理解し行動するが、子供にそれを求めてもうまくいかない。子供たちの間には、彼らの世界での「倫理」がある。子供の目線まで下りていき、同じ土俵で考えてあげることが大切
という言葉は耳が痛い。ついつい、自分の判断・価値観を子供に押し付けている・・と思いしらされたから。
「子供の行動を嘆く前に、まず自分の行動を振り返ってみる必要がある。親が自分の行動の偏りを少し修正するだけで、子供の行動も変わっていく」たしかに、時々子供の口調が、自分のそれとそっくりな時があり、ハッとすることがある。
つい、良くないとわかっていながら感情のまま叱ったり、責めてしまうこともある。
本書のように常に自分の言動が子供に与える影響を考えて行動することは難しいと思うが、
感情的になってしまいそうな時ほど、一呼吸おいて少し考えることができる余裕を親として持ちたいと思う。本当に多くのことを考えさせられる1冊。
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by ohtanmak | 2008-04-27 22:58 | 読書記録 | Comments(0)

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