トキオ 講談社 東野圭吾
遺伝的な難病ゆえ、短い生涯を終えようとしているわが子。「『生まれてきてよかったか』と尋ねたかった」とつぶやく妻に、主人公、宮本拓実は語りかける。今から20年以上前に、自分は息子と会っていたのだと…。
定職を持たず、自堕落に生きていた若かりし日の拓実の前に、見知らぬ若者が現れる。トキオと名乗るその青年とともに、拓実は、行方不明となったガールフレンドの捜索に乗り出す。
ハードカバーで400ページ強と通勤に持ち歩くにはかさばりますが、一気に読んでしまいました。(電車に乗るのが楽しみなくらい^^)
序章の冒頭2、3行で一気にその世界に入り込む。
若い時の拓実が甘ったれでどうしようもなくイラっとしますが、生みの親との再会や親の愛を知って動く心の変化、捜索途中で出会う人々、その交流などの描写が非常に上手い。
これが筆者が人気ある理由でしょう。
そしてトキオの言葉は、心に響くものが多い。一途で一生懸命で思わず頷く。
終章での拓実と妻の会話。最終ページ(7行)、そしてラスト1行。上手いです。
思わずホロっとしてしまいました。
今年初めての1冊。いい本でした。
定職を持たず、自堕落に生きていた若かりし日の拓実の前に、見知らぬ若者が現れる。トキオと名乗るその青年とともに、拓実は、行方不明となったガールフレンドの捜索に乗り出す。
ハードカバーで400ページ強と通勤に持ち歩くにはかさばりますが、一気に読んでしまいました。(電車に乗るのが楽しみなくらい^^)
序章の冒頭2、3行で一気にその世界に入り込む。
若い時の拓実が甘ったれでどうしようもなくイラっとしますが、生みの親との再会や親の愛を知って動く心の変化、捜索途中で出会う人々、その交流などの描写が非常に上手い。
これが筆者が人気ある理由でしょう。
そしてトキオの言葉は、心に響くものが多い。一途で一生懸命で思わず頷く。
終章での拓実と妻の会話。最終ページ(7行)、そしてラスト1行。上手いです。
思わずホロっとしてしまいました。
今年初めての1冊。いい本でした。
by ohtanmak
| 2008-01-10 22:58
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