2015-4 点線のスリル 野上 泊
ぼくは何者なのか―。15歳の少年が人生最大の謎に足を踏み入れ、「点線の道」を歩んでいく。そして、ふたつ年上の少女が「ぼくらの歌」をうたいはじめる。沈黙を破り、奇才が放つ清冽な感動ミステリー小説。
前半、なかなか物語に入り込めず。物語が15歳の少年の語り口で進むため?なのか、極端に漢字が少なく非常に読みにくかった。なぜ、これをひらがなで記載するのか疑問ばかりだった。
後半、点線がつながっていくところから徐々に面白くなり始め、自分がどこから来たのか、何者なのか少しずつ明らかになってゆくその心情の変化は胸を突くものがある。少々出木過ぎな感もなくはないが、これから先の未来に明るさが見えた点で、後味の良い作品といえると思う。
by ohtanmak
| 2015-02-05 08:49
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