真夜中の五分前 side-A / side-B 新潮社 本多孝好
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。
「砂漠で毛布を売らないか」IT企業の社長・野毛さんに誘われるまま会社を移った僕は、バイトと二人きりの職場で新しく働き始める。仕事は、客入りの悪い飲食店を生まれ変わらせること。単なる偶然か実力か、僕の仕事はすぐに軌道に乗り、業界では隠れた有名人となる。ある日、本当に久しぶりに尾崎さんから電話が入った。もう二度と会うまいと決めていたのに―。再会した尾崎さんは、「頼みがあるんだ」と、信じられない話を切りだした。
side-Bは、side-Aから2年後の話。
この主人公、賢くて、どこか冷めていて、他人に本心を見せない、そんな感じ。
でも、嫌なヤツにはなっていない、著者の筆力なのか、私の今の心理状態?なのか、タイプじゃないのに、
ちょっとひねりの効いた切り返しがなんだかいいかも・・とちょっと惹かれる自分に意外な気持ち。
ツッコミどころや、先が読めちゃうところもあったけど、まぁまぁ面白かった。
「砂漠で毛布を売らないか」IT企業の社長・野毛さんに誘われるまま会社を移った僕は、バイトと二人きりの職場で新しく働き始める。仕事は、客入りの悪い飲食店を生まれ変わらせること。単なる偶然か実力か、僕の仕事はすぐに軌道に乗り、業界では隠れた有名人となる。ある日、本当に久しぶりに尾崎さんから電話が入った。もう二度と会うまいと決めていたのに―。再会した尾崎さんは、「頼みがあるんだ」と、信じられない話を切りだした。
side-Bは、side-Aから2年後の話。
この主人公、賢くて、どこか冷めていて、他人に本心を見せない、そんな感じ。
でも、嫌なヤツにはなっていない、著者の筆力なのか、私の今の心理状態?なのか、タイプじゃないのに、
ちょっとひねりの効いた切り返しがなんだかいいかも・・とちょっと惹かれる自分に意外な気持ち。
ツッコミどころや、先が読めちゃうところもあったけど、まぁまぁ面白かった。
by ohtanmak
| 2011-06-12 14:18
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