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ohtan's

2015年10月20日(火) 抗がん剤治療開始

3年前、腰の骨折で入院した頃にふと気づいた母の左胸の上のしこり。
退院後、しばらくしてから乳腺外来を受診。
しこりは良性との診断。
その後も薬を処方されて定期的に検査を続けていましたが、半年後のPET画像検査で仙骨に転移があると言われ、その後は骨転移に特化した治療になりました。
胸のしこりが出来てから、左手の親指、人差し指、中指が常にしびれとビリビリとした痛みに悩まされるようになり、定期検診で胸のしこりやしびれのことを話し相談するものの、先生はほとんどそれには触れず、胸のしこりは良性で心配ないしホルモン剤で小さくなるかもしれないからと触診も見ることさえもしなくなり、しこりは筋肉に張り付くようにあるから手術で切除することも難しいとのこと。結局、その後診察も毎回同じように薬の処方(注射と飲み薬)のみ。
不信感が募ってきた頃、知り合いで乳ガン治療を行っている方から話を聞き、病院を変えることにしました。

今までの治療結果などを踏まえ、始まった治療は全く同じ。今までよりも遠方の病院になったため、負担が増えただけ。
胸のしこりやしびれが辛いことを話すと、それは関係ないからと不機嫌になるので、そのうち母も聞けなくなりました。
その間、しびれの専門病院にもいきましたが原因はわからず。
胸のしこりと関係があるかもしれないけど、それは現在治療している先生と話してくださいとのこと。辛いしびれから解放されるかもと期待していた母は落ち込み、私もかえって期待させてしまい酷なことをしてしまったかもと悩みました。

初夏、だんだん大きくなっているしこりが気になり、再度病院を変えることを提案。
先生に申し訳ないと気にする母を説得し、私も付き添い家の近くの大学病院に紹介状を書いてもらうことを依頼しました。

初診は私も付き添いました。
2つの病院で行われた今までの診察、検査結果などをじっくりみていた先生は、「これだけではまだよくわからない。これからいくつか検査をして、総合的に診断、治療方針を決めます」とのこと。
検査結果としては、仙骨の転移は消えている。胸のしこりは乳ガンの再発。それも初期ではなくかなり進んだものでした。
やはり…。素人目でも、あのしこりは何かあると思うのに、何度母が診察で訴えても見も触りもしなかった先生を疑い怒りを覚えるとともに、やっぱり病院を変えて良かったそう思いました。
前の2つの病院も結構大きい病院で乳腺外来に通っていたにも関わらずです。
こんなにも診断が異なるものなのか不思議でした。

結局、今回は3週間ごと計4回の抗がん剤治療を行うことになりました。
先生は抗がん剤をすれば、胸のしこりはかなり小さくなると思うとのこと。
母の期待は大きく、しこりが小さくなればこの辛いしびれから解放されるかもという思いが強かったようです。

そして、本日第一回目の投与を行いました。初回は副作用やアレルギー反応なども心配されるために一泊入院での治療。
父に付き添ってもらい、私は会社を早退して夕方病院へ。
副作用はまだそれほど出ていないようで、病院の夕食は完食することができたようです。
16年前にも3ヶ月に一度10日間入院して抗がん剤治療を2年弱行ったときは、吐き気も強くかなり辛そうでしたが、今の医療の進歩で副作用も多少軽減されるようになっているのでしょう。
思っていたより元気でホッとしました。
とはいえ、治療は始まったばかり。
これから色々な症状が出てくるのだと思います。家族で心も体も精一杯支えていきます。
まずは1/4終了。



by ohtanmak | 2015-11-11 07:48

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